はじめに

vein-stripping-surgery:-when-it's-still-the-best-choice

レーザー治療や接着剤療法、カテーテルを使った最新の治療法が普及している今でも、従来の静脈抜去術(ストリッピング手術)は現代の血管治療において重要な役割を果たしています。ソウル市広津区のAlways For You メディカルセンタでは、「最良の治療」とは必ずしも最新の方法ではなく、お一人おひとりの症状や体の状態、そして長期的な健康目標に最も合った治療であると考えています。

静脈ストリッピングについて

understanding-vein-stripping

静脈ストリッピング手術は、脚の太くて問題のある静脈瘤(特に大伏在静脈:GSV)を取り除くために長年行われてきた治療法です。手術では、鼠径部や足首付近に小さな切開を加え、静脈ストリッパーと呼ばれる柔軟な器具を挿入し、病変静脈を物理的に除去します。通常、全身麻酔または脊椎麻酔下で行われ、所要時間は約60〜90分です。

「ストリッピング」という言葉は強い印象を与えるかもしれませんが、経験豊富な医師による施術は安全かつ正確に行われます。術後の回復期間は約2〜4週間で、その間は弾性ストッキングの着用、安静時の脚の挙上、徐々に日常生活へ戻ることが推奨されます。多くの方にとって、見た目が改善されるだけでなく、慢性的な痛みや腫れからも長期的な解放が期待できます。

近年は、より低侵襲な治療法が普及し、回復も早い傾向にありますが、静脈ストリッピングは特定の症例では今も重要な選択肢です。患者様にはよくお伝えしていますが、「最適な治療法は流行ではなく、ご自身の血管の状態に合わせて安全で持続的な効果が得られるものです」。

なぜ静脈瘤ができるのでしょうか?

why-do-varicose-veins-occur

静脈瘤は「静脈不全」と呼ばれる状態が原因で起こります。これは、静脈の中にある弁が弱くなったり、うまく働かなくなったりすることで発生します。通常、これらの弁は重力に逆らって血液を心臓に戻す役割を果たしています。しかし、弁が正常に機能しなくなると、血液が下肢にたまりやすくなり、静脈の圧力が高まり、血管が拡張してしまいます。

時間が経つにつれて、この圧力によって静脈が膨らみ、ねじれ、皮膚の下で目立つようになります。特に「大伏在静脈」などの表在静脈がよく影響を受けます。主な症状は以下の通りです:

  • 脚の重だるさや痛み

  • 足首周辺のむくみ

  • 夜間の足のけいれん

  • かゆみや焼けるような感覚

  • 皮膚の色の変化や硬化

  • 青色や紫色に見える静脈

放置すると、重症の場合は「うっ滞性皮膚炎」や「皮膚潰瘍」、さらには「血栓性静脈炎(血管内に血栓ができて炎症が起こる状態)」に進行することもあります。見た目の悩みで受診される方も多いですが、静脈瘤は根本的には医療的な問題であり、適切な診断と治療が必要です。

静脈抜去術(ストリッピング)が今でも最適な選択となるのはどんな時?

when-is-vein-stripping-still-the-best-option

ラジオ波焼灼術(RFA)、血管内レーザー治療(EVLT)、硬化療法などの低侵襲治療が普及している現在でも、従来の静脈抜去術(ストリッピング)が最も安全で効果的な場合があります。具体的には以下のようなケースです:

1. 広範囲または再発性の静脈瘤

1.-extensive-or-recurrent-varicosities

以前に治療を受けた患者さんでも、枝状の静脈が見逃されたり、治療済みの静脈が再び開通したりして再発することがあります。こうした場合、瘢痕や血管の形状変化によりカテーテル治療が効果を発揮しにくくなります。静脈抜去術は、問題のある静脈を直接的かつ確実に除去できる方法です。

Always For You メディカルセンタでは、他院で最新技術による治療を受けたものの、症状が十分に改善しなかった患者さんをよく診察します。そのような場合、静脈抜去術によって血管系をより根本的にリセットすることが可能です。

2. カテーテル機器では対応できないほど太い静脈

2.-veins-too-large-for-catheter-devices

静脈が著しく拡張し、直径が12mm以上になると、血管内治療では完全に閉塞できなかったり、治療失敗のリスクが高まります。静脈抜去術では、こうした太い静脈を物理的に取り除くことで、機能不全の部分を確実に除去できます。

特に、長年治療を受けずに進行した患者さんでは、静脈の太さや曲がり具合が最新の血管内治療の限界を超えていることが多く、抜去術が有効です。

3. 特殊な解剖学的課題

3.-specific-anatomical-challenges

血管治療では解剖学的条件が非常に重要です。皮膚のすぐ下にある静脈や、分岐が複雑な静脈、曲がりくねった静脈などはカテーテル治療が難しい場合があります。静脈抜去術は、外科医が直接コントロールできるため、こうしたケースでより安全かつ効果的です。

当センターでは、術前にドップラー超音波検査で静脈の走行や深さ、周囲組織を詳しく調べます。複雑な症例では、開腹手術による治療が最も確実で予測しやすい方法となります。

4. 費用やアクセス面の考慮

4.-cost-and-accessibility-considerations

最新治療は高額になることがあり、保険が適用されない場合もあります。特に海外からの患者さんや、韓国の国民健康保険(NHIS)を利用する方にとっては重要なポイントです。静脈抜去術は歴史ある標準治療であり、費用が比較的安く、多くの保険で認められています。

また、先進的な治療機器はすべての医療機関に揃っているわけではなく、小規模クリニックや地方病院では導入が難しいこともあります。静脈抜去術は多くの施設で利用できる、信頼性の高い選択肢です。

5. 長期的な効果を求める若年層の患者さん

5.-younger-patients-seeking-durable-results

新しい治療法も良好な結果をもたらしますが、静脈が自然に閉塞するまで時間がかかることがあります。血管の弾力性が高く、長い人生を見据える若い患者さんには、病変静脈を完全に除去することで、再発リスクを数十年単位で低減できる可能性があります。

特に30~40代で、家族に静脈瘤の既往がある方には、静脈抜去術が予防的な意味でも有効であり、将来的な再治療の回数を減らすことが期待できます。

専門的な判断の重要性

the-role-of-expert-judgment

Always For You メディカルセンタでは、画一的な診断や治療は行いません。すべての患者様に対して、静脈の機能や弁の状態、血流の方向を評価するためのデュプレックス超音波検査など、個別に診断を行います。

静脈の太さや深さ、弁の逆流パターン、美容面のご希望、お仕事の内容、さらにはご旅行の予定まで、さまざまな要素を総合的に考慮します。患者様の生活への負担を最小限にし、長期的に最良の結果が得られる治療方法を選択することが目標です。

このような徹底した評価こそが、専門医によるケアと、短時間で済ませる画一的な治療との違いです。当院の外科チームは、アサン医療センターやソウル大学病院などの一流医療機関で経験を積んだ医師が在籍しており、長年にわたる精密な判断力で治療方針を決定しています。

治療の流れと注意点

what-to-expect-from-the-procedure

静脈ストリッピングは、清潔で衛生的な環境で行われ、通常60~90分ほどかかります。鼠径部(足の付け根)と下腿部に小さな切開を加え、特殊なワイヤーを大伏在静脈(足の表面を走る太い静脈)に通します。その後、静脈をワイヤーで固定し、切開部から静かに引き抜きます。

ほとんどの患者様は当日中に退院でき、市販の痛み止めで痛みをコントロールできます。術後のケアとしては、以下の点にご注意ください:

  • 1~2週間、弾性ストッキング(圧迫ストッキング)を着用する

  • 毎日歩くことで血流を良くする

  • 2~4週間は重いものを持ったり、激しい運動を避ける

  • 休むときは足を高くして過ごす

術後は、多少の内出血や腫れ、軽い痛みがみられることがありますが、経験豊富な医師が行えば重い合併症はほとんどありません。まれに感染症や神経の刺激、深部静脈血栓症(DVT)が起こることもありますが、適切な手技と患者様への説明によりリスクは低く抑えられます。

長期的な結果について

a-word-on-long-term-outcomes

静脈抜去術(ストリッピング)は、長年にわたり良好な実績を持つ治療法です。複数の研究により、再発率は血管内治療と同等、または広範囲な逆流がある場合にはそれ以上に優れていることが示されています。

Always For You メディカルセンタでは、手術を行って終わりではありません。術後も定期的な超音波検査や生活習慣のアドバイス、長期的な経過観察を通じて、再発の予防に努めています。

また、再発予防のために以下のような対策も大切にしています:

  • 体重管理

  • 長時間の座りっぱなしや立ちっぱなしを避ける

  • 定期的に脚を高くする

  • 旅行や長時間の立ち仕事の際は弾性ストッキングを着用する

多くの患者さまからは、身体的な症状の改善だけでなく、自信や活力が戻ったという声もいただいています。仕事終わりの脚のだるさや、夏場のむくみ、人前で脚を隠したくなる気持ちなど、日常生活を曇らせていた悩みが、治療後には軽やかで自由な感覚に変わることが多いです。

まとめ

final-thoughts

静脈治療を選ぶことは、単なる快適さや見た目だけの問題ではありません。生活の質や動きやすさ、そして場合によっては、静脈性潰瘍や血栓などの深刻な合併症を防ぐことにもつながります。

もし「レーザーか注射しか方法がない」と言われた場合は、ぜひセカンドオピニオンを検討してください。Always For You メディカルセンタでは、幅広い血管治療を提供しており、患者様にとって最善であれば従来の治療法も積極的にご提案しています。

私たちの理念はシンプルです。最適な治療とは、健康を取り戻し、あなたの生活に合った方法であること。個別の診断、精密な手術、そして患者様を第一に考えたケアで、Always For You メディカルセンタはいつでもあなたの力になります。

なかなか治らない足の静脈瘤でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの足は毎日頑張っています——今こそ、いたわってあげましょう。